INTRODUCTION
「成功と失敗のない世界」—
若き日の挫折から生まれたその願いが、
私をアドヴァイタの深淵へと導きました。
このサイトは、一人の求道者が歩んできた道のりと、アドヴァイタ(不二一元論)への深い愛を綴る場所です。出家を志し、インドに渡り、さまざまな師の教えに触れてきた旅路。そしてニサルガダッタ・マハラジの『I AM THAT(私は在る)』との邂逅を経て、ラマナ・マハルシ、ロバート・アダムスの教えに辿り着いた魂の遍歴を、ここに記します。
「あなたが在るということだけが、唯一確かなことだ」
— ニサルガダッタ・マハラジ
ADVAITA
アドヴァイタ・ヴェーダーンタは、サンスクリット語で「不二(アドヴァイタ)」を意味します。この世界に見える多様性の奥に、ただひとつの実在——ブラフマン(真我)——だけがあるという教えです。
私たちは「見る者」と「見られるもの」を分離して捉えますが、アドヴァイタは、その分離こそが幻想(マーヤー)であると説きます。主体と客体の根底にある、ひとつの意識。それが真我です。
ラマナ・マハルシが説いたこの根源的な問いは、アドヴァイタの核心です。思考を追いかけるのではなく、思考が生まれる源へと意識を向ける。そこに残るのは、純粋な「在ること」だけです。
真の知識は、頭で理解するものではなく、ハートの静寂の中で「在る」ものです。言葉を超えた、存在そのものの安らぎ。それがアドヴァイタの指し示すところです。
世界はあなたの中に在る。
あなたが世界の中にいるのではない。
— ニサルガダッタ・マハラジ『I AM THAT』
JOURNEY
若き日の挫折が「成功と失敗のない世界」への渇望を生みました。それは後に、求道の人生への出発点となる種子でした。世俗の価値観の枠を超えた何かを、魂は求め始めていたのです。
真実を求める心は、出家という形を志しました。しかし、その道は果たされず、結婚という選択を経ることに。それでも、内なる求道の炎は消えることはありませんでした。
求道の志が止まず、ついにインドに渡りました。Osho(バグワン・シュリー・ラジニーシ)の元でネオサニヤシンとなり、瞑想と探求の日々を送ります。しかし、心の奥底が求めるものは、まだそこにはありませんでした。
ニサルガダッタ・マハラジの『I AM THAT(私は在る)』との出逢いは、探求に決定的な転機をもたらしました。自分が求めていたものがアドヴァイタであったことを、はじめて明確に知ったのです。
ラマナ・マハルシの言葉がはじめて心に響き、ロバート・アダムスの『沈黙のハート(Silence of the Heart)』に出逢って、ようやく右顧左眄が止まりました。探求の旅は、ハートの静寂の中に帰還したのです。
TEACHERS
アドヴァイタの教えを伝えた偉大な師たち。
彼らの言葉は、真我への道を照らす灯火です。
Ramana Maharshi (1879–1950)
南インドのアルナーチャラ山で「私は誰か?」という自己探求(アートマ・ヴィチャーラ)を説いた聖者。沈黙そのものが教えであり、その存在自体が真我の顕現でした。
Nisargadatta Maharaj (1897–1981)
ムンバイの庶民街に住み、ビーディー(葉巻タバコ)を売りながら、訪れる求道者たちにアドヴァイタの真髄を伝えた師。著書『I AM THAT(私は在る)』は世界中の探求者のバイブルです。
Robert Adams (1928–1997)
14歳でラマナ・マハルシの元を訪れ、沈黙の中で悟りを深めた西洋人の覚者。『沈黙のハート(Silence of the Heart)』は、優しく穏やかな言葉で真我実現の教えを伝えています。
WORDS
あなたの義務は「在る」ことであって、
これやあれで「在る」ことではない。
知恵とは、自分が何者でもないことを知ること。
愛とは、自分がすべてであることを知ること。
この二つの間を、私の人生は揺れ動く。
すべてはうまくいっている。
すべてはあるべきように展開している。
あなたは安全で、守られている。
WRITINGS
アドヴァイタについての探求の記録と、日々の気づきを綴っています。
アドヴァイタの視点から日常を見つめ、真我への憧憬を言葉にしています。探求の中で見えてきた気づきや、導師たちの教えについての考察を綴ります。
noteで読むスピリチュアルな探求の資料を集めたアーカイブサイト。アドヴァイタに限らず、意識の進化に関わるさまざまな教えや資料を収録しています。
サイトを訪問するアドヴァイタについてのさまざまなテーマでエッセイを追加し、サイトの内容を充実させていきます。将来的には、Kindle本やデジタルコンテンツの制作も構想しています。日常的に記事を増やしていける環境を整え、真我への探求を言葉で紡いでまいります。
BOOKS
アドヴァイタの教えに触れるための、珠玉の書物たち。
I AM THAT
ニサルガダッタ・マハラジの対話録。真我とは何かを、直接的で力強い言葉で指し示す、アドヴァイタ探求者の必読書。
Be As You Are
デーヴィッド・ゴッドマン編。「私は誰か?」の自己探求を中心に、マハルシの教えを主題別にまとめた入門書として最適な一冊。
Silence of the Heart
ロバート・アダムスの法話集。穏やかで温かい語り口で、真我実現の教えを日常の言葉で伝える。読むだけで静寂が訪れる一冊。
ラマナ・マハルシの教え
ラマナ・マハルシとの対話を収録。「あなたは誰か」という問いかけを通じて、真我への直接的な道を示します。
Ashtavakra Gita
古代インドのアドヴァイタ経典。「あなたは純粋な意識である」という真理を、対話形式で直截に説く。アドヴァイタの精髄。
Prior to Consciousness
ニサルガダッタ・マハラジ晩年の対話録。『私は在る』からさらに深く、意識そのものの源泉を指し示す、究極のアドヴァイタの教え。
PROFILE
若き日に体験した挫折をきっかけに、「成功と失敗のない世界」を求めて求道の人生を歩み始めました。出家を志すも果たさず、インドに渡りOshoの元でネオサニヤシンとなりましたが、本心が求めるものはさらに先にありました。
ニサルガダッタ・マハラジの『私は在る』との出逢いが転機となり、ラマナ・マハルシ、ロバート・アダムスの教えに導かれて、アドヴァイタこそが自分の求めていた道だと確信するに至りました。
老境にある肉体との一体化が溶けきっていない者の、それでもなお止まない真我への憧憬を、ここに綴ります。
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